オペラ座の小ネタ集

.             

   

  

 
オペラ座の小ネタ集

  

             
■「あなたを盗ませてください」
ラウル「くそ…いつになったらクリスティーヌは私を愛してくれるんだ! 彼女はいつだってエリック、エリック…みんなお前のせいだ!」
エリック「それはお前が借金持ちのアル中で暴力をふるうヒモ男だからでは」
ラウル「未来の話をしないでくれないか。頭が痛い…というか、ヤク中の犯罪者に言われたくないんだが。オペラ座支配人から大金を巻き上げやがって…金を出すパトロンの身にもなってくれないか。畜生!なんでこんな男にクリスを奪われるんだ…」
エリック「私はこれでもベルナールの子供達を養っているんでね…金が掛かるのは贅沢をするためだけじゃないんだよ。こう見えて家庭的な男なんだよ。悔しければ私を見習い給え、若者よ」
ラウル(見習う…奴を…? でもそれでクリスティーヌが手に入るというなら…私も奴のやり方で…)
 * * *
クリス「メグどうしよう。ラウルから『ロッテへ 公演中に貴女を誘拐したい。私と一緒に来てくれるか』という手紙をもらったんだけど…どうしよう?」
メグ「放っておけばいいんじゃない?」
→気絶させてまで強引に自宅に連れて来ちゃうのがファントム(超短気)。ラウルは…律儀な人だと思う。駆け落ちしようって言っても、クリスが是というまでずーっと待っててくれそう…。モルヒネ中毒になっているような駄目男だけれど情熱的な愛を取るか、身を焦がす程の情熱はないけれども身持ちのいい誠実な子爵との愛をとるか。こんな関係だと思ってたので、LNDでラウルが駄目男に転落しててびっくり。ヘタレが増えてどうしてくれようw

■謎の恋敵
ラウル「クリスティーヌ!君は一体誰に心を奪われているんだ!? どうせ若い不埒な男だろうね!」
クリス「ラウルやめて! 彼は音楽の天使なの。お願いだから天使様にひどいことをしないで」
ラウル「て、天使だと…」
クリス「天使様はいつも私に歌のレッスンをしてくれるのよ。それに、安心してラウル。彼は恋人じゃなくて、お父さんみたいな人だから」
エリック(……)
ラウル「そうか、なら私の恋敵という訳ではないな!ハハッ」
クリス「あ、でもラウルのこと『私の宝物に手を出す無礼な若造、愚か者め…』って言ってたわ」
ラウル「ただの男じゃないか!」
→ファントムとクリスの関係、師弟のような、父娘のような、恋人のような複雑な関係が好きです。ケイ女史のだとさらに、エリックがクリスに母性(?)を見いだしていたりで…さらに萌え。

■指輪
クリス「エリック…十年ぶりね」
エリック「クリスティーヌ!君だけが私の音楽を舞い上がらせることができるんだ!愛しているよ」
クリス「やり逃げしたくせに、よくもそんなことが言えるわね!?」
 * * * 
メグ「…で、どうだったの!?ミスターYと逢ってきたんでしょう?」
クリス「まだあの指輪をしてたわ…」
メグ「!! それってクリスティーヌがあげた…? 十年も変わらず愛し続けてくれるなんて純愛だわ~~」
クリス「そう、ラウルの指輪をね、大事に持ってたみたい」
メグ「!? 子爵様の指輪を!??」
→映画版だとラウルがクリスに贈った婚約指輪をファントムが強奪しました(ラウル→クリス→ファントム→クリス→ファントム→クリス)。LNDでもファントムが指輪をしていてときめき。いじらしい奴め~~

■昔話
エリック「ほう、お前が子供を作れないという噂は本当だったんだな」
ラウル「はは…笑いたければ笑うがいい。暴漢に返り討ちにあって撃たれるなんて、どうせ私は情けない男さ…」
エリック「いや、笑わんさ。私も昔、野蛮な男に襲われかけたことがあってな。まだ私がジプシーと暮らしていた頃の、忌まわしい思い出だ。ジャヴェールめ!」
ラウル「お前にもそんな過去があったんだな…今初めてお前と共感し合えたような気が――」
エリック「もっとも、私はすぐに奴を刺し殺したがな。何故お前もすぐに殺さなかったんだ。拳銃を奪って撃ち返すくらい息をするくらい簡単なことではないか」
ラウル「すまん、やっぱり共感できなかった」
→某先生といいALWといい、続編でのラウルの扱いがあんまりです。ファントムは何をやっても器用な人で才能もあって、ラウルは「こいつにはかなわない…」って思ってるはず。で、ファントムもラウルに対して「こいつにだけはかなわない」って同じ嫉妬を抱いている気がします(妄想

  

   

     

2014.11.18